横浜華僑通訊

最新2023年7,8月合併号より抜粋

横浜華僑総会
第16届会員代表大会開催

 7月13日(木)午後6時、横浜華僑総会の第16届会員代表大会がロイヤルホールヨコハマ3階「シンフォニーの間」にて開かれた。
 午後6時、譚優矢副会長の司会で開会し、冒頭に出席状況が報告され、会員代表344人のうち、委任状による参加を含め計198人の出席を得て過半数に達したことが伝えられた。
 続いて、譚優矢副会長が謝成發会長の大会に寄せるメッセージを代読した。
 その後、議長団に潘民生、張愛玲両氏が選出され議事に入った。
 次第の段取りに沿い、まず楊文惠副会長が過去二年の会務報告を行った。その中で、コロナ禍で国慶節や新春聯歓会など多くの行事が従前とは違った形で行われたことなどが紹介された。
 会務報告に続き、財務担当の余凱副会長が過去二年の会計報告を行い、それを受け陳鉅金監事長が監査報告を行った。
 続いて、2023年の予算(案)について余凱副会長が説明し、その後に楊文惠が向こう二年の活動方針(案)について触れた。
 出席者からは各報告を踏まえ、華僑総会の会則の見直し、法人化、会館の建て替えを含む総会の将来を見据えた建設的な意見表明があった。質疑応答を経て、すべての報告内容は賛成多数をもって原案通りに承認された。
 続いて会員代表選挙委員会の繆雪峰委員長が第16届の会員代表について、各協力団体より推薦された者と個人枠でエントリーしたメンバーの総数344名が会員代表になったことが報告された。
 その後、理監事選挙管理委員会の林偉珊委員長が各団体から推薦された理事候補と、理事経験者二名の個人推薦を受けた理事候補者総計52名と監事候補3名が紹介され、いずれも賛成多数をもって承認された。
 52名の理事の選出を受け、横浜中山郷友会の推薦を受け新たに理事就任した聶先東理事が全理事を代表しあいさつした。
 午後7時過ぎ、この日のすべての議事スケジュールを滞りなく済ませ、会員代表大会は成功裏に閉幕し、新たな理事会へバトンが引き継がれた。
 会員大会終了後、会場を同ホール3階の「セレナーデ」に移し、譚優矢副会長の司会で第二部の懇親会が開かれた。
 懇親会には中国大使館領事僑務部から趙鋼参事官と王宝鋒一等書記官兼領事、東京華僑総会陳隆進会長をはじめ、横浜華僑総会を支える京浜地区諸僑団の代表らが駆けつけ、第16回会員代表大会の開催成功を祝った。
 来賓を代表してあいさつに立った趙鋼参事官は大会開催成功を祝うと共に、愛国愛郷の栄えある伝統を擁する横浜華僑総の更なる発展を祈った。
 続いて京濱華厨会所の楊義智会長が乾杯の音頭を取り、会食が始まった。出席者は和やかに歓談し、親睦を深めた。
 午後8時半、陳宜華副会長が閉会の辞を述べ、10月の国慶節に向け力を合わせて行こうと力強くはつらつとした口調で訴え、懇親会はお開きとなった。

会務報告する楊副会長と潘議長
会務報告する楊副会長と潘議長

謝成發会長のごあいさつ

 本日はお忙しい中、横浜華僑総会第16届会員代表大会にご出席頂きありがとうございます。会員のみなさまには日ごろから横浜華僑総会に対する並々ならぬご理解とご協力 をいただき感謝申し上げます。
 自身の体調管理が出来ず、本日欠席となりました事、誠に申し訳ございません。2021年から2023年の会務報告,会計報告、予算案、活動方針案はのちほど各担当者が発表致します。
 この三年間コロナ禍にて大きな活動ができない中,2021年の国慶節は沢山の僑胞のみなさまとお祝いができませんでした。
 2022年新春聯歓会は横浜山手中華学校体育館にて演芸の生配信、日本内外約33万のアクセスが有りましたことは皆さまご存知かと思います。この年の国慶節祝賀宴会は着席にて規模を縮小し開催できました。
 2023年の新春聯歓会も横浜山手中華学校体育館にてコロナ禍でお祝い出来なかった古稀と成人の皆さまをお招きし、サポートくださった学校の先生と総会理事でお祝いをし、古希成人の方々にお喜びいただきました。開催できよかったと思います。 本大会後、10月1日には中華人民共和国成立74周年を迎えます。 僑胞の皆さま、会員皆さま、新理事の皆さまとともに国慶節を盛大にお祝いしましょう。大会終了後、新理事の皆さまとの活動が始まります。引き続き横浜華僑総会へのご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い致します。

慶祝国慶
慶祝国慶ポスター

中華人民共和国成立74周年
中日平和友好条約45周年
上海-横浜友好都市提携50周年
慶祝宴会
日時 2023年9月30日(土)
招待者のみ
国慶節慶祝パレード
時間 2023年10月1日(日)
13:00(雨天中止)
場所 中華街全域
慶祝獅子舞(採青)
時間 2023年10月1日(日)
16:00(雨天中止)
場所 中華街全域

横浜華僑婦女会 会員総会開催
      新会長に黄巧玲氏

 一般社団婦人横浜華僑婦女会は6月26日、2022年度第4期定時会員総会を3階ホールで開催した。
 当日は羅明珠総務副部長が司会を務め、議長に福利部馬双喜氏と文化部何優氏が選ばれた。
 李香玳会長は開会のあいさつの中で、「この2年間、婦女会成立70周年記事業準備の2年間でした。会員のみならず皆さまの多大なご協力のもと、無事70周年記念事業を終えることができました。ありがとうございますと述べた。
 その後議事に入り、第1号議案の2022年度事業報告を張愛玲部長が行い、続いて決算報告を黄巧玲財政部長が行った。その後質疑応答が行われ、賛成多数により承認可決された。第2号議案の2023年度事業計画(案)を李桂子福利部長が行い、予算書(案)を黄巧玲財政部長が行い賛成多数で承認可決された。第3号議案では理事監事の改選を審議し、賛成多数で了承された。また、新入会員10名が紹介された。
 最後に黄巧玲財政が閉会の辞を述べ、長きにわたり婦女会を支え、今期で理事をおりる李香玳会長と劉燕雪顧問に花束が贈呈された。
 同日午後4時から第5期第1回理事会を開催し、新会長に黄巧玲氏が選ばれた。
          (婦女会)

2022年度第4期定時会員総会
横浜華僑婦女会70周年に向かって     (全10回)第9回

 横浜は合唱活動が盛んなところである。
 男女老少、平和な時も厳しい時も楽しいときも苦しい時も合唱で心をひとつにしていた。
 婦女会館3Fホールでは、4つの女声合唱グループが2001年落成以来練習を積みかさねている。今回は華僑の3つの合唱グループ、黄河女声合唱団と茉莉花女声合唱団、華音混声合唱団を紹介したい。
 黄河女声合唱団は1987年、子育てを終えた50代の女性たちによって結成された。良き指導者を得て急成長、「成立記念音楽会」、3つの合唱団による「五周年音楽会」、95年北京での「赤子之声音楽会」、97年カナダバンクーバーでの第4届世界華商大会では当地の国韻合唱団とジョイントコンサートを行うなど、めざましい活動を行った。2008年、上海万博出演、2018年には30周年コンサートを行った。
 茉莉花女声合唱団は2007年更なる研鑽と夢の実現を目指して発足、09年ジョンハオと歌う「日中音楽の夕べ」を開催。2010年北京で開かれた「世界漢語合唱大会」に参加。コロナ禍においても感染対策をしっかり行い、練習を止めず22年3月に行われた「ゴールデンウエブイン伊那」に参加。今年は4年ぶりに開催された2023ゴールデンウエブに参加した。現在団員は25名。50代の新華僑が大部分を占める。月3回、練習は火曜日10:30~13:00。
 華音混声合唱団は「華音会」10周年を記念して結成された。男子コーラス愛好家も取り込んで成立。華音会出演の他にランチコンサートなど、独自の発表会も行った。コロナ禍と団員の高齢化で現在は練習休止中。1日も早い再開が待たれる。

黄河女声合唱団
黄河女声合唱団
茉莉花女声合唱団
茉莉花女声合唱団
華音混声合唱団
華音混声合唱団
小紅の会会員総会開催される

新理事長に佐久間愛玲女士就任 理事長 劉燕雪女士は退任し名誉顧問に

 一般社団法人横浜華僑小紅の会第8期会員総会が去る6月14日(水)18時30分より保育園小紅にて開催されました。当日は小紅の会会員32名中23名が出席し、2022年度事業報告、決算報告がなされ、2023年度事業計画及び予算案が承認され、理事の改選が行われました。
 2015年度より2022年度まで理事長を務めた劉燕雪女士が今大会を以って退任されました。劉燕雪元理事長は「小紅托児所」の初代園長を務められ30年間保育の現場におりました。その後任意団体小紅の会会長に就任し、法人理事長を退任されるまで50年にわたり、女性と子どもたちのために尽力されました。
 本会では、第9期第1回理事会において、新理事長、副理事長を以下の通り選出いたしました。また、劉燕雪女士は今後名誉顧問として「小紅の会」を支えて頂きます。
 (小紅) 

新理事長に佐久間愛玲女士就任
廣東同郷会会員大会開催

 一般社団法人廣東同郷会(陸煥鑫会長)は6月11日(日)午前11時から、東京・上野の蓬莱閣で2023年度の「定期時会員大会」(社員総会)を開催した。
 正会員287名に対し、委任状124通の参加を含め総勢234名の会員が出席した。
 ここ数年、コロナ禍により変則開催となっていたものの、今年は四年ぶりに従前の形式による会員大会の招集となった。
 大会は羅博英理事の司会で始まり、陸煥鑫会長が冒頭にあいさつし、四年ぶりに大勢の会員が一堂に会することができてうれしいと語った。
 開会にあたり、この日の議事進行役を務める議長に朱銘江副会長が推され、会員大会は議事に入った。
 まず、尹星理事が昨年度の会務を報告した。
 続いて財務担当の徐永賛副会長と顧問会計士の土田修弘氏がこの日の第一号議案である会計決算について財務諸表などを用いて詳細に説明した。これを受け林沛通監事が監査報告を行い、拍手による採決で会計決算は了承された。
 引続き土田顧問会計士により公益目的支出計画実施報告がされた。
 また、尹星理事が2023年度の会務計画を、そして徐永賛副会長と顧問会計士が新年度の予算報告をした。
 2023年度は理監事の改選年にあたり、選挙委員を務めた林沛通監事が年頭に行われた選挙結果について報告した。その中で、「2月4日に開票作業が行われ、その結果上位15名が理事に、続く3名の監事が内定した」と報告した。続いて「3月4日に15名の新理事の互選により正副会長が選出されたことが発表された。
 新しい執行部の発足にあたり、この日の第二号議案である選挙の結果で選ばれた理事監事の選任と正副会長などの役員人事が議案に上がり、当日来場した会員に諮ったところ拍手による賛成多数で了承され、新執行部が正式に発足した。
 第三号議案では、定款の一部修正案が提起された。これは関連法令の改訂により現有の定款に一部条文を付け足すもので、あわせて条文の項目の序列番号に齟齬があった箇所を正すことも併せて議案として提起され、いずれも拍手による賛成多数で承認された。
 この日、出席した会員らは提起されたそれぞれの議案の説明に熱心に耳を傾け、採決に加わった。
 すべての議事が終了後、同会場で懇親のための昼食会が催された。昼食会の開始にあたり夏東開顧問が乾杯の音頭を取り、会食がスタート、久しぶりに会員同士が一堂に会すことができ、参加者は食事をとりながら和やかに歓談のひと時を過ごした。
 途中、同会会員の高維祺氏が中日の名曲をサックスで演奏し、満場の喝采を浴びた。午後2時過ぎ、符順和副会長が閉会の辞を述べお開きとなった。
 廣東同郷会では、今年度より従前のとおり年間行事を行うことを決めている。会員大会に続き、今秋9月18日の「敬老の日」には、やはり四年ぶりとなる「敬老会」を開催することを先の理事会で決定している。
        (廣東同郷会)

廣東同郷会会員大会
華文教育の
「新たな100年」を目指して 167

小学一年児童募集要項発表
 横浜山手中華学校2024年度小学一年児童募集要項を本校ホームページに掲載しております。
 https://www.yycs.ed.jp/

https://www.yycs.ed.jp/
小3~小6 中3 社会見学実施

 視野を広げ、知識を深め、礼儀作法を身につけるため、小学3~小6年、中学3年の生徒たちは6月、教師の引率でさまざまな校外活動を行った。
 小学3年生は6月27日鶴見の森永食品工場を見学した。まず、森永製菓のフルーツ製造の歴史やお菓子の製造工程が紹介され、工場内の展示コーナーでは、森永製菓の一連の製品の製造技術や製造方法を見学することができた。 また、スタッフが森永のスター商品を紹介し、生徒たちに小さなお菓子のお土産を渡した。 生徒たちは熱心に耳を傾け、おいしいお菓子やスイーツにはたくさんの知識や技術が隠されていることを知った。
 小学4年生は中部水再生センター、小学5・6年生は東京の国立科学博物館、中学3年生は東京の国会議事堂をそれぞれ見学した。

森永食品工場を見学
中区小中学校長会が本校で開催

 7月14日午後、横浜市教育委員会3名、中区教育長・区役所職員4名、中区公立小学校校長10名、中区公立中学校校長5名の計22名が出席した。 本校の張岩松校長、潘民生前校長、らが参加者を出迎えた。
 百年学校誌、百二十年学校史、中華会館150周年記念など様々な情報や資料、本校で使用している中国語の教科書、小学校の算数の教科書、本校の自主編集本である「地理」、「歴史」、「文化常識」などの教材や関連資料も紹介し、本校の教育・指導状況ついて理解を深めていただいた。潘元校長が講師を務め、質疑応答の時間も設けられ、温かく和やかな交流のうちに会は終了し、その後、校内見学をした。
     (山手中華学校) 

要明鶴青年部 BBQ会

 7月16日(日)廣東要明鶴同郷会(陸佐光会長)の青年部は4年ぶりにBBQ会を開催した。
 猛暑の中、日中から43名の青年会員とその家族が集まり久しぶりの交流を楽しんだ。開催場所が要明鶴ビル屋上であったので暑さから逃れ早々に3階ホールに移動し涼みながら楽しいひと時を過ごした、結びに今年度の活発な活動と参加を約束してお開きとなった。
 今後の予定としては納涼会や旅行会を計画している。 (青年部主任 譚優矢) 

廣東要明鶴同郷会
44届~54届大同窓会開催

 6月24日(土)コロナ禍が落ち着いたのに合わせ1992年度に横浜山手中華学校の山手校舎で過ごした9学年が中華街の福龍酒家(李忠さん44届)のお店に集結した。
 幹事を譚優矢さん(44届)が務め、31名の校友生が集まった。卒業して30年余りがたっても仲の良さは変わらない。
 当時の振り返り、近況報告等であっという間の楽しいひと時を過ごした。
 過去2回の大同窓会同様、学校に纏わるクイズが用意され皆が真剣に記憶を辿り問題に向き合い、陳淑恵さん(47届)が最高得点を挙げ金一封を手にした。
 当日はゲストとして参加した校友会会長の潘永誠氏(41届)と学校教員の中屋伶氏(55届)がそれぞれ乾杯と中締めの挨拶を務め、8月に開催される70周年大会と聯歓会での再会を約束し散会した。 (校友会監事 譚優矢) 

中華街の福龍酒家(李忠さん44届)のお店に集結
中国語なう 124
「搭子」dā zi
意味:(ある事柄を一緒に過ごす)
 仲間、友達、〇〇友
 

 中国国内で広がる新しい人付き合いのスタイルを表現する人間関係を表す言葉。いまどきの若者たちは、彼氏や彼女がいなくても「搭子」は無くてはならない!と言われるほどになっているとか。
 「搭子」の語源は上海地方の方言からとされ、何か具体的な一つのことを一緒にする仲間のことを指すとともに、親密な友だち関係の代わりとなる気楽な付き合いという意味としても使われています。「搭子」の定義は友達よりも希薄で、同僚よりも深い関係にあたるそうです。
 また、若者らが「搭子」に求めることは非常にシンプルで、「趣味が同じ」や「味の好みが合う」、「方向性が似ている」といった共通点のみで、それだけで気軽に「搭子」になれます。
 深く共感してくれることを期待したり、関係を維持するために要らぬ気苦労をしたりする必要すらないというのが、今の若者が求める人付き合いのスタイルにマッチしているのでしょう。互いの関係を維持するために時間やエネルギーを費やす必要がない分、精神的にも疲れることもないのかもしれませんね。
 「互いに寄り添い合うが、互いに干渉しない」という今の若者の大きな特徴を反映しているといえるでしょう。
 「搭子」を持つことは、例えば味の好みが同じ人と「饭搭子(メシ友)」になれば、1人での食事だと料理を1品しか注文できないというデメリットを解決し、割り勘にすることもできるため、お金をあまりかけずに、いろんな料理を食べることができるという利点があります。
 また、「2杯目は半額」といったサービスを提供するカフェに、「茶搭子(おチャ友)」と一緒に行けば、より割安でミルクティーなどを飲むことができるという具合です。