横浜華僑通訊

最新2023年6月号より抜粋

会員代表大会に向けて
  僑団懇親会を開催

 横浜華僑総会は7月13日に開催される第16届会員代表大会に向け、5月30日(火)に中華街の桂宮で僑団懇親会を開催した。
 これには日頃から横浜華僑総会を支えてくれる京浜地区の僑団代表と本会正副会長、正副議長、常務理事など約50名が一堂に会した。
 譚優矢副会長が司会・進行をつとめ、謝成發会長が主催者を代表し歓迎のあいさつをし、会員代表大会の開催に向け、各僑団の協力を求めた。
 続いて第16届会員代表大会について、会員代表選挙委員会の繆雪峰委員長が大会開催に向けての一連の流れを説明し、合わせて理監事選挙管理委員会委員長陳聖芳氏が紹介された。
 会食開始に先立ち、乾杯の発声は横浜華僑婦女会李香玳会長がつとめ、去る5月13日開催された「横浜華僑婦女会成立70周年記念祝賀会」に際し、皆さまからいただいた多大な協力に感謝の意を述べた。
 懇親会の終盤、横浜華僑総会事務局より現在総会がお手伝いしているパスポートの申請、中国ビザの申請代行、探親に必要な書類の作成などの業務について紹介した。また、時期により業務が集中することがあるので、各種手続きにお越しになる際はなるべく事前にお電話などで問い合わせて欲しいとの要望が示された。
 また、5月7日から北京で開催された「全球華僑華人僑団聯誼大会」に参加した陳宜華副会長が大会の模様を紹介し、習近平総書記に謁見した栄誉を述べた。
 最後に陳副会長が閉会のあいさつをし、この日の懇親会はお開きとなった。

呉大使着任レセプション開催

 5月9日、呉江浩駐日特命全権大使は丁玥夫人と共に、東京のホテルニューオータニにて着任レセプションを催した。これには日本の福田康夫元首相、鳩山由紀夫元首相、西村明宏環境大臣、山口那津男公明党党首、福島瑞穂社民党党首、遠藤利明自民党総務会長、岡田克也民主党幹事長など政府高官、浜博行参議院副議長等60余の日本の国会議員、経済界、文化界、友好団体、地方自治体の代表、各国の駐日使節、在日華僑華人の代表、中国系企業、留学生代表ら約1000人に出席した。
 横浜華僑総会からは余凱、楊文惠、朱銘江、譚優矢の各副会長が参加したほか、横浜からは横浜山手中華学園曾德深理事長(本会顧問)、横浜山手中華学校張岩松校長(本会常務理事)、横浜華僑婦女会李香玳会長(本会理事)なども参加した。
 呉大使はあいさつの中でかつてないほど密接になっている中日間の利益のつながりについて、近年中国は目覚ましい発展の成果を挙げ続け、日本は安定した経済・社会発展を維持しているとし、両国の互恵協力は絶えず拡大し、経済の融合が深化しつつあると述べた。そして、具体的な数字を挙げ「中日間の貿易額は過去最高の3700億ドルを記録し、訪日中国人観光客は1000万人という大規模に達した」ことを紹介した。
 また、呉大使は「私は新しい駐日中国大使として、両国指導者の重要な合意の実行、両国関係の維持・発展のために全力を尽くす所存で、日本の各界のご友人からも一層のご支援を賜りたいと存じます。双方がお互い歩み寄って、手を取り合い努力して、新しい時代において中日関係のより良い将来を切り開いていくことを、心より願っております!」と語った。

呉大使着任レセプショ
婦女会70周年記念祝賀会開催

 一般社団法人横浜華僑婦女会は去る5月13日(土)正午よりローズホテル横浜にて70周年記念祝賀会を開催した。
 当日は来賓60名、会員51名のご参加をいただき、厳粛の中にも和やかな空気の流れる祝賀会となった。
 中華人民共和国駐日本大使館総領事の陳巍先生、横浜華僑総会謝成發会長、横浜山手中華学園曽德深理事長よりご祝辞を賜り、また、呉江浩大使夫人.丁玥女士よりのメッセージも頂戴し、会場は喜びに包まれた。
 李香玳会長は挨拶の中で、70周年の記念事業として計画した①女性による手作り餃子コンテスト、②70周年記念誌発刊、③保存写真のデジタル化。「70年史スライド作成」。④料理本の発刊。⑤祝賀会の開催。⑥記念事業のための財政活動の6項目全てが皆さまのご協力により実現されたこと、この記念事業を通して婦女会の活動が次世代へと継承され、今後は後輩たちが第一線で活動をしていくことが可能になったと伝えた。
 その後横浜山手中華学校校友会国術団により祝いの獅子舞が行われ、会場は一気に祝賀ムードに。会員たちの孫、教え子たちの精彩な獅子舞に参加者からたくさんの紅包が届けらた。会の終盤には「婦女会の歴史のスライドと「会館利用者の紹介」が上映され、一同で「大海啊故郷」を大合唱し閉会となった。
 尚、料理本は6月に発刊予定。「婦女会70周年記念誌」は1冊3,000円でお分けしています。ご希望の方は婦女会まで。
        (婦女会)

陳巍総領事と李香玳会長
陳巍総領事と李香玳会長
全球华侨华人侨团 联谊大会见闻录
   横滨华侨总会副会长陈宜华

IDカード
  承蒙诸位的培育与支持,应大使馆的邀请,有幸与全华联的几位同仁参加了全球华侨华人侨团联谊大会。以下为七天活动的自身感受,谨与诸位分享。
  5月4日,先行回到了福建老家。三年疫情,家人相见格外欢喜,走朋访友,停顿了两天多,大会规定,在进京之前必须进行24小时内的核酸阴性检查。5月6号就预先做了检测,  7号早上取到报告直奔机场。中午12点从福州长乐国际机场出发,正逢该机场进行扩建工程,为适应大福州五区叠加及海西特区的需求,届时该机场的吞吐量将超过原来的两倍以上。机场外工地一片繁忙景象,原来的机场也重新装修,面貌焕然一新,相当明亮宽敞、富有现代气息。看到这些,突然想起了“基建狂魔”这几个字,中国的城市化建设速度与规模是任何一个国家无法比拟的。
  下午将近3点到达北京新建不久的大兴国际机场,该机场堪称是世界建筑史上的又一个奇迹。建设规模宏大,外部呈凤凰展翅形状,内部构造极其复杂,高铁与地铁运行于地下,小车全自动泊车,旅客从航站楼中心步行到达任何一个登机口所需的时间不超过8分钟。机场设有223个民航机停机位,有五个主跑道,满足年起降量620,000架次的使用需求。内设各种便民商店340多余家,让人感到便利与舒适。置身其中,虽无法亲眼目睹其外部的宏伟壮观,但内部已让人叹为观止。走过路过,自己也算打过卡的人了。
  一出降机口,就从专设的特别通道出关,由国侨办专属接待人员接到车上,到达中国首个历史悠久的涉外饭店--北京饭店。当天下午5点多,在接待大厅进行了一次核酸检测。晚餐是由国侨办主办的自助餐,随后在晚上9点多,我们又进行了一次核酸检测。连续三次检测在24小时内完成,充分说明了国侨办对这次大会的重视程度,同时从频繁的核酸检测中,大家私下也普遍认为,国家领导人等是会来接见大家的。
  第二天(5月8日)早餐后8点半全体集合。虽然从北京饭店可以步行到人民大会堂,但大会组织方充分组织,让大家巴士代步有序的进入久盼的人民大会堂,我内心非常紧张又激动。大家上下排成五列等候。门敞开时,习近平总书记迈着稳健的步伐,面带微笑向大家边招手边走来。顿时,大厅内响起雷鸣般的掌声,我率先高声呼喊:“总书记好!”随后,习总书记来到人群众前列的正中间就座,与来自134个国家的500人侨团代表合影留念。每个人都充满兴奋和激动,这种心情自然而然地展现在他们的脸上。党和国家领导人王沪宁与蔡奇也参加了会见。随后,在一个中型会议厅,此次大会正式开幕。我们首先听取了中共中央政治局委员、中央统战部部长石泰峰同志重要的讲话。他指出,海外侨胞具有融通中外的独特优势,是连接中国与世界的重要桥梁和纽带,是推动构建人类命运共同体的生力军。他希望广大海外侨胞携手同心、勇毅前行,深入推进构建人类命运共同体理念,积极促进世界和平与中外友好,积极促进全球发展与合作共赢、积极促进中外交流与文明互鉴,在中华民族伟大复兴、构建人类命运共同体的新征程上,谱写新篇章。
  午后是中国对外友好协会会长林松添进行的《增进友谊、推动承建人类命运共同体》的专题报告会。地址改在北京饭店国际展会中心。八日晚上,在北京饭店大厅举行欢迎招待会,大家举杯畅饮,群情甚欢。第二天9号上午举行了主题为《加强文明互鉴,促进中外友好和加强侨团联谊,促进侨团发展》的论坛,,并邀请了五位侨团代表与大会主持人进行台上对话交流。下午进行全球十大「华人之光」的颁奖仪式,遗憾的是这次日本没有侨团获得殊荣。最后进入闭幕仪式环节,至此会议议程结束。
  10日上午,由大会组织考察了北京东城区老城区改造大工程的成果,实地考察与展示馆资料展示。讲解了如何实施旧河道清理、生态式绿化,如何改变北京城市生态。之后我们去了北京孔子庙,这是全国第二大孔子祭祀地,规模仅次于故宫博物馆。10号下午,参加了由西城区领导人召开的经济文化招商性质的会议,让我们充分了解了西城区的魅力所在。
  11日我们兵分四路进行考察。我选择了京津冀考察路线。上午出发,乘大巴到达河北正定市,这里是习总主席当年第一次任县委书记的地方。我们先参观了中国十大名寺之一的隆兴寺。它的构造呈南北中州走向,层次分明,建筑物错落有致,不失为一个观光的好去处。之后,连续又参观了国际乒联正定精英培训中心,侨胞们还亲自上阵与乒乓名将及未来冠军们交流比赛,其乐融融。下午移动前往石家庄,晚泊石家庄宾馆。
  12日早上,我们前往传说中的雄安新区,全程乘车参加将来城市规范的新首都中心,在充分考虑生态环境的基础上,往地下发展,地下三层为地铁与高铁,地下二层为供电架线,地下一层为城市生活的共同溝,是一种新型城市的摸索创新发展理念,也是国家的重点发展项目,旨在打造绿色生态宜居新区、创新驱动发展引领区和协调发展示范区。因为属于内部参观诸多见闻,比如我们参观了无人机技术编程中心和世界瞩目的航天航空工业基地,让人惊愕赞叹,但许多尚未对外开放,也有一些保密性质,详细介绍我就不再赘述了。下午乘车前往天津, 下午4点多入住万丽天津宾馆。晚上参加了市领导的招待晚宴。
  13日一早,又风尘仆仆乘车赴天津滨海新区考察,从美丽滨城的会客厅到茱莉亚音乐学院,再到天津滨海中关村科技园,一路上领略了从文化到科技的园区新貌。中午又扑武清区考察佛罗伦萨小镇,及VI汽车世界。感受到从荒无人烟的地方开发成繁荣无比的购物世界的创业者的风劲力。下午2点从天津西站乘高铁前往苏州,开启个人工作之旅。
  历时一个星期,虽舟车劳顿、走马观花,但深深为祖国新貌所吸引,为祖国的发展而感铭在心。只好把一切感动,化作文字,虽然词不达意,也算了却与大家共享的心愿。

中国語なう 123
「内卷」nèijuǎn
意味:内向きな争い、不必要な競争

 今回取り上げる「内巻」はちょっとネガティブな単語で、近年の社会現象を表す言葉として定着しました。
 まず、その使い方の例文としては「内卷时代,我们要做事变得择手段(競争の時代において、私たちは手段を選んではいられません)とか、「近年来内卷化的现象趋于严重(近年、不毛な競争化現象はより深刻になる傾向です)」のように使われます。意味としては、「内向きな争い」や「不必要な競争」を表現しています。
 「内卷」という言葉が誕生した背景としては、競争が年々激化している社会環境において、学校や職場などで、過度な競争が繰り返されて競争が激しくなるものの誰も勝者になれない、というネガティブな考え方から生まれた単語とされます。
 この「内巻」、あるいは「内巻化」は、もともと米国の人類学者ゲルツがなぜ農耕社会が長期的に大きな突破がなかったのかを説明するための用語として使った「Involution(複雑、混乱、複雑なもの、もつれ、巻き込むこと、内巻き)」の訳語として誕生したとされます。
 その後、意味は一般化され、2020年下半期、中国の高校で「内巻」が流行しはじめ、学生たちはそれを使って非合理的な内部競争を指すようになりました。
 例えば、先生が論文5千文字を要求したところ、多くの学生が「優をもらうために、1万文字、さらにもっと多くの文字を駆使し論文を書いたりました。誰もが要求以上に任務を達成しましたが、結局「優をもらう比率は変わらなかったという具合です。
 今では「内巻」は学生たちの間で使われるだけではなく、さまざまな業界内でも非合理的な競争を示す場面で「内巻」という言葉を使うようになっています。
 皆さんの周りでも不条理な「内巻」はありませんか?

華文教育の「新たな100年」を目指して

 横浜山手中華学校では、連帯感や助け合いの精神、他人を思いやり協力する共同体意識とチームワーク、頭脳と手を使う能力、そして課外活動の充実を生徒たちにつちかうため、2023年4月19日から26日まで、恒例の春のキャッンプを開催した。
 本校の全生徒は、中学部、小学5、6年、小学3、4年、小学1、2年の4つのグループに分かれて参加した。
 中学部の3学級の生徒全員が2泊3日の日程で神奈川県立立川交流村に行った。鳳凰山や高取山への登山、カヌーやろうけつ染めの体験、自分たちで作ったカレーライス、キャンプファイアでのパフォーマンス、そして登山や作業の中で生徒同士の連帯感や絆の大切さを学んだ。

 小学5、6年生は君津亀山青少年の家で開催された。3日間、生徒たちはグラススケート、キャンプファイヤー、焼きそば作り、手芸、プチハイキングなどのアクティビティに取り組んだ。
 今回の行事のハイライトは待ちに待ったキャンプファイヤーで、各クラスとも、この日のために長い間準備をして本番を迎えた。 暗闇の中、いよいよ積み上げられた薪に火がつくと、誰もが息をのみ、炎が絶えず踊り、弾む様子に興奮した。音楽が流れる中、みんなの感情が高まり、みんなの顔に喜びが書き込まれ、学生同士の温かな友情がみんなの心を照らした。 用意された各クラスの素晴らしいパフォーマンスで、夜全体が喜びの海に包まれた。

 小学3、4年生の行き先は、八景島水族館と横浜市野島青少年研修センター。
 初日の朝、一行は八景島水族館へ見学に行き、海の中のさまざまな水生動物に間近で接し、自然科学について多くのことを学んだ。昼食後、一行は野島青少年研修センターへ向かい、自然探検に出かけた。
 探検の後は、入所式が行われ、スタッフからキャンプの設備や必要なものについて説明を受けました。 夕食は食堂で、みんなでカレーライスを作った。先生の指導のもと、みんなで協力して、野菜を洗い、肉を切り、炒め、カレーライスの香りが漂い、みんなで一緒に自分の手で作ったカレーライスを味わった。「今まで食べたカレーライスの中で一番おいしい!」と、その嬉しそうな表情がみんなに伝わった。

 小学1、2年生は横浜金沢動物園の見学、カレー作り、そして学校の体育館で交通安全や誘拐防止などの安全講話を聴くという内容で行われた。生徒たちが動物の特徴を認識しできるように、また、自立した行動力を鍛えるために、先生たちはグループ課題を入念に考えた。昼食後は、金沢動物園の「こどもの広場」で自由時間を設け、自然との「ふれあい」を体験した。

中学部
中学部
小学5、6年
小学5、6年
小学3、4年
小学3、4年
小学1、2年
小学1、2年
山手中華学校運動会開かれる

 5月27日(土)、横浜山手中華学校は北方小学校の運動場を借りて運動会を開催した。コロナ禍により、過去数年は変則開催を余儀なくされていたが、今年から従前の規模で開くことができた。
 当日は本会から謝成發会長が招かれ、来賓として参加した。
 好天に恵まれたこの日、全校生徒と教職員、家長らは万全の感染対策をとり、臨んだ。
 午前九時、生徒らが入場し開会式が行われた。生徒らが参加する各種目は午前と午後に分かれたほか、綱引きなど来賓、家長、校友生がエントリーできるものもあった。
 当日の成績は、紅組が682点を獲得し、白組の655点に27点差をつけて、紅組が総合優勝を果たした。
 運動会の模様はYouTubeで生配信された。

運動会の模様
華僑総会隊 ザよこはまパレード参加

 横浜商工会議所 国際仮装行列実行委員会が5月3日(水)に主催した横浜開港記念みなと祭《第71回ザよこはまパレード(国際仮装行列)》の「スーパーパレード」に横浜中華学校校友会国術団の団員を中心に構成された横浜華僑総会隊(厳東洪団長)が参加した。
 午前11時すぎに33番目に山下公園を出発した儀仗隊、獅子舞、龍舞、舞踊隊は、赤レンガ倉庫から馬車道商店街、伊勢佐木モールをめぐる全長3.4㎞のコースを進んだ。

ハマフェス164パレード出演

 横浜開港200周年に向けて、新たな賑わいを創出し、さらに発展させる開港記念イベントハマフェス。
 5月27日(土)国術団舞踊組が山下町公園から中華街を一巡するハマフェス164パレードに出演。

訃告

 陳葉秀薇女士(中華学校27届生陳肇文、25届生陳彗綺、36届生陳彗玲ご尊母)が5月30日に永眠されました。享年90歳。